セショウの人

セショウ(摂食障害)という麻薬

【セショウ】櫟が死んだ

このたびの「平成30年7月豪雨」の被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。

おとといの夕方、おかあさんからメールが届いていた。
近ごろのメールとは違って、誤字脱字がなく、しっかりした文章だったから、驚いた。
でも、とりあえず今は元気なんだろう、と解釈することにした。
だけど、そういう風に返信すると、また支離滅裂なメールを送ってくるだろう。
だから、「梅雨時だから、体調に気を付けて」といった内容で、返信しておいた。
それにしても、本当に、突然、上手な文章のメールに変わった。
もしかしたら、同居しているいもちゃん(妹)が、代わりに打ったのかも知れない
しばらく、様子観察ということに。

生まれ育った家の庭に、大きな櫟の木があった。
おかあさんのメールによると、その櫟の木が枯れたそうだ。
暑くても寒くても、雨が降っても雪が降っても、逞しい姿を見せてくれていた櫟。
だから、枯れてしまうことは、全然想像していなかった。
自然界のルールでは、生きているものは、いつか必ず死を迎える。
だから、櫟が枯れるのは当たり前なんだけど、ショックだった。

こんな風に、みんな、いつかは命が尽きる。
おかあさんには言えないけれど、私もあとどれだけ生きていられるか分からない。
私のドクターも、突然死をすごく心配している。
本当に、突然、死んじゃうのかな。
セショウ(摂食障害)が原因で死ぬんだったら、後悔しないかも知れない。
おかあさんも、背中の重たいお荷物がなくなって、身も心も楽になれるはず。
そう思うくらい、セショウは辛く、悲しい。